大阪から札幌に向かう寝台特急トワイライトエクスプレスのA寝台個室「ロイヤル」に乗った時の乗車体験記。
食堂車「ダイナープレヤデス」での夜のパブタイムや朝食の写真も多数掲載。
寝台特急トワイライトエクスプレスの外観
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2011年2月に、大阪から札幌に向かう「寝台特急トワイライトエクスプレス」のA寝台個室「ロイヤル」に乗った時のレポートです。
トワイライトエクスプレスは大阪と札幌を結ぶ寝台特急で、当時としては国内最長区間を走る列車でした。
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深い緑の車体と高級感のあるエンブレムは、当時の憧れの的でした。
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列車名の由来は、黄昏時のトワイライトに日本海に沈む夕日が見れたことから「トワイライトエクスプレス」になったそうです。
寝台特急トワイライトエクスプレス
A個室寝台「ロイヤル」の様子
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乗ったのは1号車3番のA個室寝台「ロイヤル」個室です。
当時の寝台列車にはA寝台とB寝台があり、A寝台はグリーン車のような位置付けでした。
車両の真ん中近くに位置してたので、乗り心地も良かったです。
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当時、トワイライトエクスプレスの1人用A個室寝台で最も豪華だった「ロイヤル」です。
お値段は高めでしたが個室の数も少なく大人気で、きっぷ発売と共に瞬時に売り切れるほどの人気でした。
ひとりで過ごすには必要にして十分な広さで、隠れ家のような雰囲気でワクワクしたのをよく覚えています。
A個室寝台ロイヤルには、アメニティも付いてます。
個室寝台のドアはカードキーで施錠出来たので、保安面でも安心でした。
カードキーはお土産に持ち帰ることも出来ました。
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トワイライトエクスプレスのA個室寝台にはウェルカムドリンクも付いていて、寝台特急で北海道に向かう旅のワクワク感を盛り上げてくれました。
ワインは北海道のブランド「おたる」
流れる車窓を眺めながら飲むお酒は、どうしてあんなにおいしいんでしょうね〜(笑)
今でもこのワインを飲むと、寝台特急で北海道に行った当時の思い出が蘇ります。
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個室のドアと、通路側にも窓があります。
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ドライヤーと、食堂車につながる電話もありました。
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テレビも完備。
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テレビやラジオのスイッチ類。
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A個室寝台ロイヤルには、シャワーも完備されています。
いつでも好きな時にシャワーが浴びられるのは、とても良かったです。
共用シャワーもあるのですが、お湯の出る時間は6分間。
A個室寝台はたっぷり20分間お湯が出るので、寝る前と翌朝起きた時にもゆっくり入れました。
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洗面台も完備されています。
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トイレも完備されているので、いちいち個室から出なくて済むので楽でした。
寝台特急トワイライトエクスプレス
食堂車の様子
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A個室寝台ロイヤルのお部屋を堪能したら、さっそく車内の探検です。
3号車は食堂車の「ダイナー プレヤデス」
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バブル期に設計されたこともあり、内装もとてもゴージャスでした。
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夕方に行ってみたら、ディナーのセッティングがされてました。
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ステンドグラスも見事でした。
手作りなので、すべてデザインが異なります。
寝台特急トワイライトエクスプレス
サロンカーの様子
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4号車は、乗客が自由に使える「サロンカー」
大きな窓から迫力ある車窓を楽しめます。
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富山駅を過ぎると、雪で白くなった山々が見えました。
名所を通る際に、車掌さんが観光ガイドの放送をしてくれるのも、楽しみのひとつでした。
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車掌さん手作りのトワイライトエクスプレス「オリジナルスタンプ」も置いてありました。
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スタンプ台紙も手作りなので、お土産にもなっていい思い出になりました。
揺れる車内ですべてのスタンプをキレイに押すのには、かなりのテクが要りました(笑)
寝台特急トワイライトエクスプレス
ミニロビーの様子
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7号車にはちょっと休めるミニロビーと自販機もありました。
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寝台特急トワイライトエクスプレス
A個室寝台「ロイヤル」での夕食の様子
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日も暮れてきたので、自分の個室に戻って来ました。
通路は車体の左端にあり、右側にA個室寝台のドアが並んでいます。
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通路から見たA個室寝台ロイヤル。
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ひとり静かに日本海の荒波を眺める時間・・・
とても豊かで贅沢なひと時でした。
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新潟県の親不知(おやしらず)付近です。
陸地が狭い場所なので、高速道路が「海の上の高架橋」を走っています。
特徴的な景色なので、通るとすぐに分かると思います。
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新潟県の直江津に到着。
2月だと、この辺りで日が暮れて真っ暗に。
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自分だけの個室で、まずは地ビールで乾杯!
旅先で飲む地ビールは、旅のワクワク感も手伝っていつもよりおいしく感じますね〜。
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列車に乗る前に、お弁当を買っておきました。
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お酒のつまみにもなるように、おかずの種類が多めのお弁当をチョイス。
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迎えるのは富山の地酒「銀嶺 立山」
流れる車窓を眺めながら、個室で静かにお酒飲んでお弁当つまむのは最高ですね〜。
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お弁当を食べ終わった頃に、ちょうど良く車内販売が来ました。
寝台特急の車内販売は、いつも絶妙なタイミングでまわって来ますね(笑)
北海道限定のバニラアイスを買って、デザートにしました。
濃厚でとってもおいしかったです。
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食後に夜のサロンカーに行ってみました。
皆さん思い思いにくつろいで、ゆったりした旅のひと時を楽しんでいる様子でした。
寝台特急の旅は、ゆっくり旅情を味わえるところもいいですね〜。
寝台特急トワイライトエクスプレス
A個室寝台「ロイヤル」 まとめ
寝台特急での旅が「まだ手の届く夢」だった頃の憧れの列車、それがトワイライトエクスプレスでした。
中でも1人用個室で人気だったのが、A個室寝台のロイヤルです。
大阪と札幌を走るので乗車時間もたっぷり22時間。
日本海沿いを走るので、雄大な絶景を長時間楽しめるのも特徴でした。
寝台特急トワイライトエクスプレス
食堂車「ダイナープレヤデス」
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2011年2月に、大阪から札幌に向かう「寝台特急トワイライトエクスプレス」の「ロイヤル」個室に乗った時のレポートVol.2です。
当時は「食堂車」がまだいくつかの寝台特急に残っており、旅をしながら温かい食事を楽しむことが出来ました。
ディナータイム後に予約なしで利用できる「パブタイム」に行って来た様子のご紹介です。
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夜の食堂車の雰囲気は昼間とまた違い、ステンドグラスの明かりもあたたかくて良かったです。
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パブタイムはお酒やソフトドリンク、軽食がメインでした。
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北海道でしか飲めないサッポロクラシックの「生ビール」が本州にいるうちから飲めるのも、嬉しいポイントでした。
生ビールが大好きなので、北海道行き寝台特急に乗って食堂車に行くことも密かな楽しみでした。
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夕食に個室でお弁当も食べたので、軽くつまめそうな「クロックムッシュ」をオーダーしました。
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サッポロクラシックの生ビールと、クロックムッシュ。
クロックムッシュは、ハムとチーズを挟んで焼いたホットサンドのような感じです。
大好きな生ビールと幸せな組み合わせでした。
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列車は漆黒の闇の中を疾走して行きます。
遠くに民家の明かりが見えては遠ざかり・・・
旅情が感じられるのも、寝台特急ならではの旅の魅力ですね。
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2杯目は赤ワイン。
ゴトゴト揺られながら気持ちよく酔いもまわり、静かで豊かな時間が楽しめました。
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食堂車でのパブタイムを満喫して、A個室寝台ロイヤルに戻って来ました。
夜もふけてきたので、そろそろ寝る支度です。
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壁のボタンを押すと・・・
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背もたれが倒れて来て・・・
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ベッドに早変わり!
とっても簡単なので、寝台特急に乗るのが初めての方でもベッドメイキング出来ます。
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枕元にある照明などのスイッチ類。
お部屋の明かりを消して外の景色を少し楽しんだ後、寝ることにしました。
おやすみなさいzzz
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一夜明けて、朝になりました。
青函トンネルを抜けて、北の大地に上陸です!
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サロンカーに行ってみると、皆さん早朝から北海道の雪景色を楽しんでいました。
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洞爺に到着。
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列車から朝日を眺めるのも、とても珍しい「非日常体験」だと思います。
寝台特急の旅には、非日常の感動体験がたくさんあふれていました。
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昭和新山が見えました。
噴火により特徴的な形をしているので、分かりやすいと思います。
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個室に戻ると、モーニングコーヒーがサービスされました。
A個室寝台には、モーニングコーヒーのサービスがありました。
個室で車窓を眺めながらコーヒーのいい香りで朝がスタートするのも、とても豊かな気分になれました。
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お土産グッズの車内販売がまわって来ました。
「青函トンネル通行証」のオレンジカードです。
こういう限定品は、ついつい買ってしまいますね(笑)
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登別まで来ました。
温泉で有名なところですね。
寝台特急トワイライトエクスプレス
食堂車「ダイナープレヤデス」での朝食
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朝食の時間になったので、食堂車の「ダイナー プレヤデス」にやって来ました。
朝食は時間指定の予約制で、前日のうちに予約しておきました。
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ステンドグラス前の席に通されました。
朝日を浴びながら食堂車で朝食を食べる体験も、とてもワクワクしますね。
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朝食は洋食と和食の2種類。
洋食にしました。
サラダとヨーグルト。
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スクランブルエッグとハム。
卵料理の黄色は、見た目にも幸せを運んでくれますね。
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パンはソフトなテーブルロールと、ハードなフランスパンの2種でした。
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オレンジジュース。
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食堂車の車窓から、樽前山(たるまえさん)の雄大な景色が見えました。
車窓さんが放送でガイドしてくれます。
北の大地の絶景を眺めながら食べる朝食は最高でした!
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食後は紅茶をいただきました。
食堂車での朝食は、朝からワクワク感も高まっていいですね。
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終着駅の札幌に到着。
先頭は、北海道上陸後にディーゼル機関車に交換されています。
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長い年月を経て、ヘッドマークもだいぶ年季が入ってました。
いつかはこの最後尾にある豪華個室寝台の「1号車スイートに乗りたい!」と思ってた方は多いのではないでしょうか。
寝台特急トワイライトエクスプレス
食堂車「ダイナープレヤデス」 まとめ
「食堂車で流れる車窓を眺めながら食事を楽しむ」のは、鉄道旅の大きな楽しみのひとつでした。
当時はトワイライトエクスプレス、カシオペア、北斗星の3列車にのみ食堂車が残っており、列車に乗りながら温かい食事を楽しむことが出来ました。
中でもトワイライトエクスプレスの食堂車は、雰囲気も上質で人気が高かったです。